nohdomi's blog

EC、ファッションのITサービス、TOCfEによる問題解決(だったはず)

オレの現場だ、やるっきゃないと

@nohdomiです。

このエントリーは、DevLOVE Advent Calendar 2013 「現場」の32日目の記事です。
昨日のエントリーは、@setoazusaさんによる「現場とコミュニティをつなぐ #devlove」でした。
Advent Calendarで32日目ってw)

※記事の内容は、みやすのんき先生の作品とは何の関係もありません。

私の現場

2012年の2月から、現場が変わりました。
(転職してから、もう2年近く経とうとしているなんて・・)

それまでは、SIerに勤務していて、2〜3人のチームでお客様先に常駐する、いわゆるSE(システムに関する雑多なお仕事をする人)でした。
常駐先としては、金融関係が長く、その中で、諸々の業務を支援するシステム開発、保守に携わっていました。

今は、ECサイトで、服を売ってます。

とはいえ、今の仕事で扱っているシステムは、バックエンド側の業務システム(商品管理〜受注、返品など)なんで、業務内容が大きく変わったわけではありません。

ただ、その現場の意味は大きく変わっています。

転職前は、
「業務をサポートするシステムをつくる場所」

今は、
「いいサービスをつくる場所」
です。

転職の動機・経緯は、こちら(↓)。
nohdomi's blog 退職してました

以前も、常駐先企業のユーザー(証券会社で言えば、株やFXを取引する顧客)の顔を想像しながら、仕事をしていたつもりでした。でも、どうしても、私にお金を出してくれる常駐先の企業・部署に向いて仕事をしてしまいます。(当たり前だし、必要なことですが。)

今は、以前と同じ仕事内容であっても、直接、服を購入していただく方の顔と気持ちを感じないと、仕事の意味がないとすら思っています。

サービス対する当事者意識の違いですね。

そう、私はシステムよりも、サービスに責任が持ちたかったわけです。
(システムとサービス両方の責任範囲が合致すればよいですが、必ずしもそうでないですよね?)

ところで「現場」という言葉を何気なく使っていますが、「現場」とは、自分の立場・役割の目的を果たすために行動する場所という意味で使っています。“最前線” 的な使い方をされやすいですが、それだと戦場で塹壕から弾を撃ってるところをイメージします。看護兵も補給部隊にも、役割を全うする場所があります。

そんな現場で

私の普段の仕事は、

  • 進行中プロジェクトのシステムテスト〜総合テスト(計画・準備・推進)
  • バックエンドシステムの保守(要件確認・調整・受入)
  • 各部からシステムに関する問合せへの回答(調査・回答)

をしていることが多いです。

とはいえ、元々、ECもファッションも門外漢。以前の現場ではスキルも磨かないまま、思うままにつくってたので、設計のスキルも、実装のスキルもグダグダで、今でも、諸々不足してます。

でも、自分がやらなきゃいけない(と思っている)サービスです。

手に武器(スキル・知識)がなくても、やるしかない!

そんなときに心がけていることは、一つ。

「見て見ぬ振りをしない」

ということです。

それを私の最重要な行動指針にしたのは、2012年に開催された Agile Samurai Dojo Gathering! というイベントのnawotoさんの話(↓)を聞いてからです。

http://hyokota.hatenablog.com/entry/20120328/1332938796
https://speakerdeck.com/nawoto/how-to-become-an-agile-samurai

このときは、一番大事にしたいことをよくぞ言葉にしてくれた!と思いました。


今は、残念ながら自分の現場なのに、できないことがあります。でも何とかしたい。だから、

  • わかりそうな人に持っていく
  • 馬鹿にされても聞いてみる
  • 面倒がられても、板挟みにあっても、問題解決のために何らかのアクションを取る

ようにしています。

解決のためのアクションは、関係者にメールする、チケットに起票する、でもいい。それすらしんどかったら、自分のローカルのTODOに記載するだけでも。けど、あとで必ず動かします。

どんな些細なことであっても、決して「誰かがやるさ・・」なんて思わず。


だって、できなくても、やらないとしょうがないじゃないか!


ベルセルクのこんなシーンが、私の心に刺さっています・・

ガッツに剣の稽古をつけてもらっているイシドロ。自分なりに考えた工夫で、剣先がガッツの体に触れるまでに。けど、こんな付け焼き刃な剣法でいいか不安になり、ガッツに尋ねます。

イシドロ
「なあ ほんとにいいのか?これで」

ガッツ
「なにが?」

イシドロ
「普通 修行っていや 長い時間をかけて基本を繰り返したり技を伝授したりするもんじゃねェのか?
 いいのかよ?シロウトのオレがこんな思いつきの即席戦法 身につけちまって」

ガッツ
「基礎なら毎日やってんじゃねェか」

イシドロ
「けどよォ!」

ガッツ
「第一お前がオレのマネしたところで始まんねえだろ?
 ガタイが違や 戦い方も違うってもんだ」

イシドロ「・・・」

ガッツ
「それとも お前 何十年も修行して 達人にでもなるのを 待ってから戦場に出るつもりか?
 気の長ェ話だな」

イシドロ
「そ そんなつもりはねえ!!」

ガッツ
「だったら 今 手持ちのコマでやりくりするしかねェだろ」

ベルセルク24巻)

そう、やりくりするしかないんです!
自分の現場なんだから(ただし、イシドロのように基礎も日々継続しつつ。)

明日は、

新井 剛(araratakeshi)さん。学習意欲も高く、いろいろ熱心な方だという印象です。

新井さんの書くビジネス関係の書評を見て本を購入することも多いです。
DevLOVEだけでなく、また、TOCfE関係でもよろしくお願いします。