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EC、ファッションのITサービス、TOCfEによる問題解決(だったはず)

コミュニティ広報というお仕事

IT系のコミュニティで広報という肩書きで、行動することがあります。

最近、「広報」として振る舞うにあたり、
コミュニティのイベント参加者に、「広報の仕事」自体のフィードバックができるんじゃないかと考え、
今年は、その辺に取り組んでみたいと思っています。
(実際には日常の仕事に追われて、今んとこ、去年とまったく同じ仕事しかしてないです)

では、私は何者で、何をしてきたかというと、「広報」という帽子をかぶって、出版社の方とメールでやりとりした、くらいの経験しかなく、広報を語る資格はありません。

ただ、「広報」が、IT系のコミュニティに参加しているエンジニアの皆さんにもフィードバックができるおもしろい仕事なんじゃないか?という感覚を信じて、後のフィードバック考えつつ取り組んでみるつもりなので、後のふりかえりのために、メモを書いてみたいと思います。

広報とは?

「広報」は、「広告」と一緒くたにされやすいですが、企業でいうと、

  • 自分たちの活動を世に知らしめたり、
  • 業界内での自分たちの貢献や業界内の情報を逆に社員に伝えたり(社内広報)、
  • 取材などのメディア対応する
    (事件・事故などのネガティブなもの、IRなど利害関係者へのより公的なものもある)

があります。

特に広告などと違い、お金をかけないものというイメージもありますね。
(お金をかけないのが、広報ではありませんが)

広報(wikipedia)


広報のお仕事をもっと知る

すでに広報という帽子をかぶって行動していましたが、今年、更なるフィードバックを考えるにあたり、とりあえず、この辺は読みました。
(広報について、おもしろい本、参考になる本があれば、ご紹介ください)

この1冊ですべてわかる 広報・PRの基本 メディアを動かすプレスリリースはこうつくる! (DO BOOKS) ソーシャルメディア クチコミ分析入門

特に、「この1冊ですべてわかる 広報・PRの基本」は、広報の仕事の大部分を網羅して、要点を抑えてくれてるんじゃないかという気がします。
SNSに関する記述がすでに古いですが、全体的に非常に参考になります。)

コミュニティ広報の仕事

今、広報をやっているコミュニティの毎年の目標は、200名超が参加する年一回のイベントの成功です。
(ボランティアの有志がスタッフ業を行い、質のいいコンテンツを用意し、参加者を集め、スポンサーからの援助を受け、当日の運営を行い、懇親会を実施して、参加者が来てよかったと感じること)

私が、今までやった広報のアクションは、主にイベント前のスポンサー対応ですが、実際の広報の仕事に倣って、以下のような仕事ができると考えています。

  1. 魅力的なコンテンツを持っていると知らしめるようコミュニティサイトの更新
    ⇒コミュニティ内では、広報とは別のタスクとしてすでに管理されているが、魅力的な情報を展開するあたっては、連携が必要。
  2. メディアに記事として取り上げてもらうためのプレスリリース作成
    ⇒今は狙ってやってはいない。いろんな参加者を増やし、参加者がより参加しやすくなるよう参加者の周りに理解してもらえるようにするためメディアに取り上げてもらう。
    • 取材対応:取材の申し込みがあった場合、必要な情報の提供や取材しやすい環境の提供
      ⇒私はやっていないが、コミュニティとしては既にやっている。
  3. 業界情報を参加メンバーに共有
    ⇒企業では、社会貢献を認識させてプライド醸成やモチベーション向上にもなるが、IT系のコミュニティでは、参加者や裏方が勝手に質の高い情報を展開してくれるので必要なし。
  4. コミュニティ内外に効率よく情報を展開するための情報収集と整理
  5. スポンサーからの問合せに関するQ&A(想定問答集)の作成
    ⇒去年、ちょっと作った。けど、わかる人がいるので、育ててもないし活用もされてない。
  6. スポンサーに援助してよかったと思ってもらえるような報告
    ここが一番やりたいところ!
    集客状況やアンケートの一部、参加者のBlogなどは報告しているが、「本当に援助してよかった!」「来年も援助したい」と思ってもらえるような取組みをする!


新たな取り組み

上記の6.については、参加者へのフィードバックとしても有効な部分かと感じています。

すでに、参加者のアンケート、公式ライターによる記事、参加者ブログ、Twitterによる反応はもちろんありますが、
 多くの参加者がその後、どれだけ参加してよかったと感じているか、
 また参加したいと感じているか、
その辺の効果は一目みてわかる状態にはなっていません。

もちろん、いいイベントだと思っていただけるからこそ、
 スタッフも毎年集まるし、
 界隈で有名な方も毎年登壇してくださるし、
 満員御礼だし、
 スポンサーもがっつり援助くださっています。

ただ、今年は、上記に甘んじず、広報として、どこまでイベントを盛り上げれるか、すべての利害関係者の満足度を高めることができるか、「広報仕事」のフィードバック含め、取り組みたいと思います。
(できなかったら、また来年)


<その他参考記事>
めちゃくちゃ使える広報のハウツーと、その心意気を学んだ、「いい時間」レポート。
大規模ソーシャルデータ活用の落とし穴 - ネット口コミ分析はアンケートの代替にならない:ITpro