nohdomi's blog

EC、ファッションのITサービス、TOCfEによる問題解決

TOC×ECなこと(UDEを書いてみる)

ファッション、EC、IT関連の問題解決をTOC的なアプローチで、ときどき書いていきます。

で、問題解決するなら、まずは問題を出さないといけない。

TOCでは、UDE(ウーディーと読む)、Undesirable Effect(好ましくない結果)とか言いますね。

なぜ最初に問題を出すのか?

「問題なんてわかってる!」

本当ですか?

実は、意外とやりがちなのは、問題の所在や問題の周りの因果関係とか、よくわかってないのに、解決策から出しちゃうこと。
「問題もわかってないのに、解決策なんか出ねーよ!!」

本当ですか?

例えば、システム開発なんかで、今週リリースしようと思った機能がリリースできない!
なんてことが発生したときに、すぐに、じゃあスコープ小さくしよう、とか納期を延ばさなきゃとか考えていませんか。
何が問題なのかはっきりさせないと、間違った対応をして問題が埋もれてしまったり、予想しない結果に向かってしまいます。

上記の例だと、実は間に合わなくなった原因は、今まで関係なかった力の強い利害関係者が現れて、無理やりねじ込んできた機能かもしれない。
実際には、スコープを無理やり小さくしたり、納期を延ばすではなく、その利害関係者に説明をして、当該機能を取り下げること、が正解かもしれません。

そう、ちゃんと問題を理解せずに解決策から入ることも実際には意外に多い。
だから、そういうことがないように、まずは問題点を理解するところからスタートします。
問題点が出せた後、それらの因果関係を確認して理解を深めたり、問題解決に移ることができるわけです。




UDEの書き方

問題点にも書き方というのがあります。
要は、事実を簡潔に書く。ということです。

後は、読んでみて、“しっくりくる”という感覚が大事です。


4月21日(土)、オラクル青山センターで行われた
「状況打開力を叩き上げる TOCfE ブートキャンプ」
http://kokucheese.com/event/index/30962/
では、以下の4点を挙げました。

・一文で書く
・事実を書く
・「~ので」なのどの理由は書かない
・疑問形では書かない


このイベントの例は、(私の恥ずかしい事例でしたが、、)
『酒を飲み過ぎて、記憶をなくす』という問題を見つけたとします。

この問題(だと思ったこと)ですが、
酒を飲み過ぎることが問題なのか、それとも記憶をなくすことが問題なのか、
果たして、飲むと必ず記憶をなくすのか?など、問題の所在がぶれてしまっています。

(A→Bという構造があるとき、Aが問題なのか、Bが問題なのか。
 本当にA→Bという関係が成立するのか、A→Cという関係はないか。
 或いは、Bに至るのはAだけなのか、C→Bという関係もないか?

問題がぶれないように、一文で書き、理由や仮定を省きます。


また、事実を書くというのも非常に大事なことです。
例えば、『職場に閉塞感がある』という問題が見つかったとします。

これは、本当でしょうか?
あなたの上司も、同僚も、社長も、お客様も、みんなそう思ってるのでしょうか?
もし理性あるすべての人が、そう思っていないなら、それは事実ではない可能性もありますよね。

『職場に閉塞感があると感じる』とすればどうでしょう?

少なくとも、自分はそう感じている。というところからスタートできます。



早速、UDEを挙げてみる。

ファッション×EC、EC全般で一般的な問題をいくつか挙げてみます。

・適切なタイミングで商品が到着しない。

 例えば、指定した時間に持ってきてくれないと、
  受け取れない
  同居している家族にばれる。(要はバレたくない。)
 など発生します。

・適切な大きさの箱で送ってこない。
 過剰包装うざい!、箱がむやみに大きいのは、エコじゃない。

・サイトの商品画像や商品情報と受け取った品物が一致しない(と感じる)。
 色味、表示、テイストが商品画像と違う。

・商品が届くまでサイズが自分に合うかわからない。


商品画像に関しては、以下のような問題もありますね。

・モデルの身長が大きくて、着た姿イメージできない。



これらの問題(だと思うこと)が、問題として適切かどうか、今後、取り扱いつつ、確認していきます。

次のステップ

上記のように問題を挙げていくと、早くも、TOCで解消したりする「対立」らしいものが見つかりますね。

例えば、モデルの話。

メーカー側:
・商品をかっこよく見せたいから、外国人のモデルを使う。

消費者側:
・イメージしやすいから、自分に近い体型の人にモデルをしてほしい。


また、配送の箱については、

EC側:
・(衣料がつぶれないように)商品を守る。
・商品の細かな分別は、人のコストがかかる。

消費者側:
・でかい箱は、邪魔!
・エコじゃない


今後、上記のような「問題」を取り上げつつ、こういう「対立」を解消させるために「クラウド」を書いたり、問題の因果関係をはっきりさせる「ブランチ」を書いたりしていきます。
上記が本当に「対立」しているか、も、そのときに検討したいと思います。